コンサルタント就職

The Bridge to Consultant

ある人事系ファームコンサルタントの1日


  ‐‐‐‐‐‐‐‐‐profile‐‐‐‐‐‐‐‐‐
名前:吉田 新吾さん(仮名)
年齢:30歳
学歴:都内有名国立大学卒
職歴:一部上場製造メーカーにて人事を約6年経験後、2001年1月に中途入社


某人事系ファームで駆け出し組織人事コンサルの吉田さんに、とある1日を伺いました。

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7:00 起床
  本日はクライアントへの中間報告の日。すぐにシャワーを浴びて目を覚まし、
  朝食を取りながら本日のプレゼン資料の最終チェックを行う。
  昨日念入りにチェックしたはずなのにケアレスミスが発覚。
  このようなミスはクライアントからの信頼感の失墜にも繋がりかねないので、
  時間が許す限りチェックを行う。

9:50 出社(直行)
  クライアントのロビーで上司と待ち合わせ。
  かなり疲労が蓄積しているが今日を乗り切れば一段落つくことができるので、
  最後まで気を抜かないように自らを戒める。

10:00 プレゼンスタート
  上司と簡単な打ち合わせを行い、いざクライアントの元へ。
  役員会議室に経営陣がズラッと並んでいる姿は圧巻である。
  今回のプロジェクトに対する期待の大きさを感じ、少し緊張する。
  本日の中間報告の主な内容は、
  ・ 従業員へのヒアリングを中心とした現状分析の報告
  ・ 会社の要望と現状分析結果をマッチングさせた、成果主義をベースとした
    資格・報酬・評価制度の提案である。

12:00 昼食
  パワーランチを取りながら、なおもプレゼンは続く。プレゼンテーターは上司で、
  私は主に質疑に対する回答を担当。
  今回が初めてのプロジェクトということもあり、回答にもついつい熱を帯びてしまう。
  やはり上司のプレゼンは簡潔かつ論理的で、非常に勉強になる。
  私も含め、人事コンサルタントとして中途入社する人は人事部の出身者が多く、
  今までプレゼンの経験がある人は少ないようだ。
  こちらの意図をきちんと説明し、納得してもらうプレゼン能力もコンサルタントの重要な
  スキルの一つである。

14:00 プレゼン終了
  評価制度について若干の修正指示があったが、ほぼこちらの提案で承認を頂いた。
  まだ最終報告でもないのに、初めてのアウトプットがクライアントに認められた喜びが
  こんなに大きいとは!
  今までの苦労が吹き飛ぶ思いを抱き、上司とプロジェクトの今後の方針について話を
  弾ませながら帰社。

14:30 修正指示に対する対応
  クライアントからの修正指示に基づき、資料作成に取りかかる。

17:00 クライアントの担当者へ修正資料をメールで送付。
  すぐに確認して頂き、承認を頂いた。

18:00 明日からのスケジュールと業務フローを作成して本日は終了。
  こんな時間に帰るのは入社後の研修期間以来だな、 と妙な感激を胸に夜の街へと
  消えていくのであった。