コンサルタント就職

The Bridge to Consultant

ある戦略ファームコンサルタントの1日


  ‐‐‐‐‐‐‐‐‐profile‐‐‐‐‐‐‐‐‐
名前:高山 一さん(仮名)
年齢:29歳
学歴:都内有名国立大学卒
職歴:都銀上位行に就職するも冴えないおじさん行員を見るにつけ、
       これではいけないと入社四年目にコンサルティング会社に転職


某戦略系ファームでコンサル歴3年の高山さんに、とある1日を伺いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1998年7月7日:都内)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午前8時30分 起床
  ミーティングやクライアントとの打ち合わせのない日はいつもこの位。

午前10時 オフィス到着
  途中ボイスメールとE-mailのチェック、今日も相変わらず忙しそう。
  10日後のプレゼンに向け方向性は昨日のうちにマネージャーと確認済み。
  論点整理とワークプラン検討に30分ほど頭を悩まし、足りない情報を収集するため
  インフォメーションバンク、リサーチ会社に依頼。
  明日10時までにFAXしてもらえるとのこと。
  競合分析が必要なので競合他社にインタビュー依頼。
  7社に電話し4社からアポ。お客さんのタスクフォースと打ち合わせ日程調整。

午後12時30分 ランチ
  二時からインタビューなので今日は弁当。
  休憩ルームでセクレタリーの皆さんと食べる。
  プロジェクトが違うとコンサルタント同士はなかなか話す機会がないので上司、
  同僚の最近の動向を知るにはスタッフの皆さんとの会話は貴重な情報源。

午後1時30分 移動、そしてインタビュー
  タクシーでインタビューに向かう。車内で質問項目のチェック。
  競合インタビューなので少々気をつかう。最初の10分でリレーションを築き、
  気持ち良くしゃべってもらえればよいが・・・

午後3時15分 インタビュー終了
  自分から喋るタイプの人でなかったので大苦戦。30分ほど経った所で失敗かと思ったら、
  ぽつぽつととても示唆に富むコメントを二、三もらえスライドも書けそう。
  そのまま資料をもらいにクライアントを訪問。
  思いのほか量があり、処理のため明日エクセルのオペレーター二人を派遣会社に手配。

午後5時 帰社
  ボイスメール、E-mailがまたまたたまってる。
  シカゴオフィスからの日本マーケットについての問い合わせに対応していたら
  ミーティングの時間。

午後6時 プロジェクトチームミーティング
  今回は4人チームなのでラッキー。大きいのだとミーティングだけで半日終わってしまう。
  デリバリー弁当を食べながら議論を二時間。
  さっそく先ほどのインタビューコメントを紹介。思いのほか反応が良く、
  更に深堀することになる。

午後8時 デスクに戻り、今日の成果を整理
  インタビューメモを作成してメンバーと共有化。
  他の人からのメモ、朝頼んだ資料の一部(100ページほど)が届いているのでざっと
  目を通す。どうやら今回の自分の担当では二つのテーマに集中することになりそう。
  データー的には集まってきたのでおおざっぱに分類。

午後9時
  明日からプレゼンまでは時間が取れそうもないので取りあえず今日はこれでおしまい。
  友達と遊びにオフィスを後に。