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今回は、トーマツ コンサルティング株式会社(以下TC)の長川さんと小泉さん、そして人事の方にも加わって頂いて、下記のようなテーマでお話を伺ってきました。
 
 ---------- Index ----------
 【お二人のご紹介】
 【TCのコンサルティングの特長】
 【TCの社風】
 【TCの評価制度】
 【コンサルタントとは】
 【お二人から就活中の皆さんへのメッセージ】
 
【お二人のご紹介
       
長川 知太郎
マネージャー
東京大学法学部卒



小泉 寿子
シニアコンサルタント
東京大学法学部卒
     
movin':   まず始めに、お二人それぞれの自己紹介を簡単にお願い致します。
     
長川氏:   私は98年に入社し、現在のランクはマネジャーになります。
組織業務プロセス構築関連の仕事を2,3年やって、その後事業戦略、マーケティング戦略立案の仕事に2年間携わっています。
     
movin':   ご入社後4年ほどで早速マネジャーとして活躍していらっしゃるというのは凄いですね。
それでは、小泉さん、お願い致します。
     
小泉氏:   私は99年に、入社しました。
現在のランクはシニアコンサルタントになります。
入社してからは一貫して戦略系の仕事をさせて頂いております。
     
TC人事:   彼女は、最も早く昇格してシニアコンサルタントになった一人です。
     
movin':   お二人ともとても優秀でいらっしゃいますね。
お二人にはこれから、
・今現在手掛けていらっしゃるプロジェクト
・ これまでに特に印象に残っているプロジェクト
・ 御社にいらっしゃる"人"の魅力
・ コンサルタントという仕事の醍醐味と難しさ
…といったことを伺わせて頂きますので、よろしくお願い致します。
     
     
     
     
【TCのコンサルティングの特長】
     
     
movin':   現在手掛けていらっしゃるプロジェクトについて差し支えない範囲で教えて下さい。
     
長川氏:   私は現在、あるカード会社のプロジェクトを手掛けております。
ごく最近のプロジェクトですので、あまり詳しくはお話し出来ませんが、カード販売におけるチャネル戦略の見直しといったことに関わっています。4ヶ月ほどで最初のフェーズは一旦終了したのですが、今は、私たちが立案した戦略を実際に導入するフェーズを、次の打ち手の提案も含めて支援しているところです。
     
movin':   事業の「戦略」を扱うお仕事なのですね。
     
長川氏:   そうですね。
要は、カード会社として、直販と提携先等を通じた販売とを、全体の収益構造の中で、どう位置付けていけばよいかといった、中長期的な視点を持って進めているプロジェクトです。
     
movin':   プロジェクトの体制、またその中での長川さんの役割を教えて下さい。
     
長川氏:   プロジェクトは、パートナーが1人、シニアマネジャーが1人、そしてマネジャーの私がいて、コンサルタントが一人、という体制で進めています。
私の役割は、「実務上のマネジャー」というものです。
     
movin':   小泉さん、現在手掛けていらっしゃるプロジェクトについて差し支えない範囲で教えて下さい。
     
小泉氏:   実はちょうど長めのプロジェクトが終わったところなので、このプロジェクトについてお話します。

これは私が1年半程関わったプロジェクトで、ある大手の商社が仕掛けようとしている業界再編をどういったスキームで進めていくか、ということを考えるプロジェクトでした。
そのプロジェクトはいくつかのフェーズに分かれていて、先日終了したフェーズでは、「アライアンス先とどういう形で組んでいくのか」とか、「アライアンス先にどういう風に一緒にやりましょう、と持ちかけていくのか」、というようなことを考え、提案しておりました。
     
movin':   どのようなプロジェクト体制で進められたのでしょうか?
     
小泉氏:   プロジェクトには、シニアマネジャー1人と私と、ビジネスアナリストが1人おりまして、基本的には私とそのビジネスアナリストがクライアント先に常駐し、原則2人で進めておりました。
     
movin':   それでは次に、過去に手掛けられたプロジェクトで、特に印象に残っていらっしゃるものを教えて下さい。
     
長川氏:   私は、ある大手の製薬会社のマーケティング部門で、中長期的な組織戦略立案から、それに従った組織業務プロセス改革のプロジェクトが一番印象に残っています。

そのプロジェクトは、いくつものプロジェクトが続いて、一つずつは1ヶ月から3ヶ月ぐらいの長さなのですが、全部合わせると足掛け4年ぐらいになります。
今も、半年に1回ぐらいクライアント先にお邪魔して関与させて頂いているという状況です。

「戦略を作って綺麗な絵だけは書くんだけど、結局なかなか実行までは移せない」ということがコンサルティングの悪い面としてよく言われているかと思うのですが、そのプロジェクトでは、作った戦略に従ってその導入部分まで私達もお付き合いさせて頂きました。
戦略が実行に移されたことで実際にその効果が出てくるところを目の前で体験し、自分が関わった仕事の効果を確認することが出来、 「コンサルタントとしての自分の存在意義」を実感できたという意味で、心に残っているプロジェクトです。
     
movin':   「効果」とおっしゃいましたが、具体的にはどのような成果を見届けることが出来たのでしょうか?
     
長川氏:   効果というのは、定性的な、雰囲気的なものと、定量的な目に見えるデータとしてのものとあると思います。

まず定性的なものに関しては、「以前に比べて残業時間が減って嬉しいね」とか「部の雰囲気がよくなったよね」、あるいはクライアントの本部長から「あの時はどうしたらいいか全く分からない状況だったけど、おかげで順調に進むことが出来ているよ」というような言葉を頂く、ということがありました。

定量的な方に関しては、プロジェクトを続けていく中で効果を検証するような作業がありまして、その中で例えば「今まで社員10人かけてしていたような仕事が、社員5人と外部委託先の3人で出来るようになって、他の社員5人はより戦略的な領域に投下できるようになりました」というような成果を、実際の調査の中から把握することが出来ました。
     
movin':   クライアントの組織や事情の、かなり深いところまで入っていらっしゃるのですね。
御社では、その時のプロジェクト以外でも、戦略立案だけでなくその実行支援までお付き合いすることを重視されているのでしょうか?
     
長川氏:   そうです。
経営者にとっては戦略が「いかに綺麗な絵であるか」ということもとても重要なことだとは思いますが、それだけだと実務担当者からすると「それをどうやって実行に移したらいいのかよく分からない」ということが往々にしてあります。
ですから、「その戦略をいかにして実行に移すか」ということをより具体的に作成し、経営者に見せる戦略の絵とは別資料として用意するというようなこともしています。
     
movin':   小泉さんはいかがでしょうか?
過去に手掛けられたプロジェクトで、特に印象に残っていらっしゃるものを教えて下さい。
     
小泉氏:   まず、私は今までに経験したプロジェクト数は結構多くて、期間が短いものを数多くこなしているというタイプだと思います。

その中でも一番印象に残っているのは、あるインフラ系企業の組織再編・カンパニー制の導入というプロジェクトです。
そのプロジェクトでは、コンサルタントになって初めてある一つの分野を大きく切って任せて頂きました。
その責任の重さを感じて、仕事の進め方などでとても悩んだりもしたのですが、最終的には担当分野をきちんと仕上げることが出来、それが自信にもつながって、これからどういうスタイルで仕事をしていけばいいのかということが見えてきて、自分の成長を強く感じることが出来たプロジェクトだった、という意味で印象に残っています。
     
     
     
【TCの社風〜個性派揃いのプロ集団】
     
     
movin':   御社のカルチャーとはどういうものか教えて下さい。
     
小泉氏:   就職活動中に他社を回ったときには、どこも会社のカラーがはっきりしていて「また似たような雰囲気の方が出てきたな」と感じたのですが、当社の場合は「社員の雰囲気が随分バラバラだな」、 「毎回毎回違う印象の方が出てくるなぁ」と感じたことを覚えています。
「個性尊重」ということですかね。(笑)
     
movin':   それでは、お二人に先ほどお話いただいたプロジェクトのプロジェクトマネジャーはどんなお人柄の方なのでしょうか?
また何か影響を受けていらっしゃるところがあれば、差し支えない範囲でお教え下さい。
     
長川氏:   先ほどお話したプロジェクトのシニアマネジャーには、3年ほどお世話になっています。

彼は戦略立案が得意なのですが、「全体像の把握はdetail(細部)から始まる」という信念を持っていて、山積みのデータを片っ端から読んで、全部把握してからでないと戦略立案に取り掛からないというくらい徹底したところがある人です。
また、彼はチームメンバー一人一人の意見を、経験が少ないながらも尊重してくれていて、「いいからやれ」というような仕事の任せ方は絶対にしない人です。
私は彼のそういうところをとても尊敬していますし、自分でもぜひ見習いたいと思っています。
プライベートでは、休日になると「遺跡巡り」をしたりしているようです。
休日の度ではないようですけど、まとまった休みが取れると、九州や奈良の山奥に古墳を見に行くのがすごく好きみたいですよ。(笑)
     
小泉氏:   私の場合も、先ほどお話したプロジェクトのマネジャーが、入社以来チームを組ませてもらっているシニアマネジャーです。
「仕事が非常に早い」とか「本質的なところを見抜いてそれをまとめる」というような部分で凄いなと思えるようなところが多いですし、またそれ以上に、チームメンバーを非常に尊重してくれるというところで尊敬できる方です。

私が新人の頃に、「経験年数はともかく、コンサルタントとしては対等な立場だから、意見があったらちゃんと言うようにね」と最初に言われたことで肩の力が抜け、以来臆せずに意見を言わせてもらっています。
こういう雰囲気をつくってくれるのは本当に有難いなと思います。
自分もスタッフに対してはぜひそういう風に接していきたいと常に思っています。
でも、面白いところもここでは言えないくらいあるんです。
例えば休日になるとサーキットに走りに行っているとか。(笑)
     
   
     
     
     
【TCの評価制度〜人を育てる仕組み〜】
     
     
movin':   御社での評価の仕組みについて教えて下さい。
     
TC人事:   評価制度は「2段構え」のような形となっています。
まずは個別のプロジェクト毎の「パフォーマンス評価」で、もう一つは、1年間という評価期間のパフォーマンスを総合して、その人が現在のランクを卒業できるかどうかを評価する「総合評価」というものです。
共にグローバル(デロイト トウシュ トーマツ)ベースで共有されているコンピテンシー(行動特性)モデルに照らし合わせて評価がなされます。

評価プロセスとしては、まずは被評価者が、そのプロジェクトにおいて、またその年度においての自分のパフォーマンスを自己評価します。
そして評価者も同じようにその被評価者の評価をします。
その後に、評価者による評価内容は被評価者にフィードバックされ、評価内容について双方向のコミュニケーションが行われます。

なお、ランクを卒業するまでの目安としての標準年限が定められてはいますが、最終評価結果が評価基準をクリアしていれば、たとえ1年しかそのランクを経験していなくても次のランクに昇格することが出来るようになっています。
     
長川氏:   私は、この評価制度の良い点は、主にニつ挙げられると思います。
まず一つ目は、客観的に評価できるだけの力を持っていて評価基準をクリアすればどんどん昇格して下さい、というスタンスなのでモチベーションが常に高まるという点。

二つ目は、「自分でも評価して、評価する側でも評価してその内容をすり合わせる」というプロセスで、これは自分がプロジェクトの中でやったことと、自分がやったことに対する思い入れみたいなものを振り返るということ、公正に評価してもらえるという点で、とても理にかなったやり方だと思います

ミーティングでは、評価の観点がいくつもあって、そのプロジェクトの中で、それぞれがどういう風に発揮されたかということに関して、「自身としては、こういう作業を通してこういうところで実現できたと思う」というのに対して、評価者が「君、そこはまだまだ足りないよ」というようなやり取りが行われます。
そして評価者が思い描くものと、自分が思い描くものがどう違うのか、ということをすり合わせることで、次に向けて具体的に自分がどう頑張ればいいのかとかいうことが分かりますので、評価だけではなくて「育成」という機能も果たしているよく出来た制度だと言えると思います。
     
小泉氏:   私も同感です。プロジェクトごとにこの項目についてはどうだったか、ということを振り返れるということと、自分としてどう思っていたかということ、評価者はどう見たかということをフィードバックのミーティングで話が出来るというのは非常にフェアですし有難いと思います。
     
movin':   その辺も社内でオープンに議論できる御社は、とても風通しが良いですね。
     
     
     
【コンサルタントとは?〜その喜怒哀楽〜】
     
     
movin':   コンサルタントという仕事の「醍醐味」について教えて下さい。
     
長川氏:   自分一人の力が世の中に及ぼす影響の大きさを感じられる瞬間がある、という点が大きな魅力だと思います。

例えば、事業会社に入社して、組織の中で仕事をしていても、出来ることは限られます。
それに対してコンサルタントとしてプロジェクトに関与するときには、その部門、あるいはその会社組織全体の3年後、5年後を左右し得るような戦略なり方針なりを作るお手伝いが出来る、といった意味で、影響の大きさを感じます。
中でも、実際に自分が携わった戦略が動いていくのを目の当たりにしたときに、実感として、喜びが感じられる、ということが一番の魅力だと思っています。
     
小泉氏:   今長川から「仕事の影響力の大きさ」という話がありましたが、私もそれは感じるところではありました。
それにプラスして、「その頻度が非常に高い」と思っています。

例えば、新規ビジネスの立ち上げというような仕事は、事業会社であれば自分が関われるのは何年に1回という頻度になってしまいます。
ところが、コンサルタントですと、それを例えば3ヶ月とか4ヶ月とかぐらいのスパンで次々に手掛けていくことができます。
その分当然責任も重大ですし、プレッシャーもかかりますが、私はそういうところはとても遣り甲斐があって面白いと感じています。
     
movin':   大きな責任を抱えてそのような仕事を手掛けていくためには、どんな資質やスキルが必要だと思われますか?
     
長川氏:   「概念的思考力」というのがとても大切ではないかと思います。
組織やマーケットの中に、様々なレベルで存在する様々な事象を、レベルを合わせて考えて、そこから一つのメッセージを抽出してくるためには、そういった事象を抽象化して考えられる力という意味での「概念的思考力」は必要不可欠だと思います。
     
小泉氏:   就職活動のときによく聞く、「論理的思考力」とか「コミュニケーション能力」というものはもちろん必須ですが、それ以外に様々な意味での体力・持久力が必要だと思います。

身体が強いという意味での体力もそうですが、よく「知的体力」という言葉で表現される、「頭をいかに使い続けていられるか」「机に座ってひたすら考え続けることが出来るか」という意味での頭の体力・持久力も必要になってきます。
「何をしたらクライアントの役に立てるのだろうか」ということをいつも考えているのですが、やはりなかなか道が見えてこないときもありますので、家に帰ってもずっとそのまま考え続けていることがよくあります。

さらに、大きなプレッシャーがかかる中での仕事なので、「精神的体力(タフさ)」というものも求められてきます。
     
長川氏:   コンサルタントの日々の業務というのは、大きなプレッシャーを受け続けながら、その中で細かい作業を積み重ねていくということの繰り返しです。

例えば、組織変革を伴うプロジェクトのとき、クライアントに対して「この部署を効率化して何人かにこちらの部署に移って頂きましょう」という話が出来ればいいですけれども、単純に「この部門を縮小したい」とか「人員を削減したい」という話の場合には、クライアントの中で不協和音を生むような話にもつながる場合があり得ます。
このようなケースでは、やはり非常に大きなプレッシャーの中で地道にそして冷静に作業を続けていく必要があります。

私は入社前、コンサルタントという職業に対してもう少し派手な印象を持っていましたが、入社してすぐに、実際は違うということに気付きました
     
movin':   コンサルタントを目指す方はその辺をよく心得ておくべきですね。大変参考になります。
ところで、逆に「これは嬉しかった」というご経験があればぜひ教えてください。
     
長川氏:   クライアントに成果を認めて頂いて、「君、うちに来ないか」と声を掛けて頂いたことです。

また、一つのプロジェクトが完了して、その結果を受けて次のプロジェクトのご提案をさせて頂いたときに、「ぜひ次もお願いします」と継続案件を頂けたときはとても嬉しいです。
言葉でだけではなく、実際に新しい仕事を任せて頂くという形で評価してもらえたという意味で、自分がこれまでしてきたことが目に見える形で感謝されているなと実感することができます。
     
小泉氏:   同じプロジェクトの続きの部分を頂けるというのももちろんですが、全く別の案件を同じクライアントから頂けるという場合には、今までやってきたことの続きだからということではなくて、私達自身の評価を得られたということですので、とても嬉しいです。

あとは、例えばクライアントの役員の方々が全員居並ぶ中での最終報告プレゼンテーションの後で大きな拍手を頂いたときなども、コンサルタント冥利に尽きる瞬間ですね。
     
     
     
【就活中の皆さんへのメッセージ】
     
     
movin':   学生時代、どのようなきっかけでコンサルティング業界を志望されたのですか?
     
長川氏:   私は元々プロフェッショナルといわれるような「自分個人のスキル、能力、あるいは責任において仕事をまっとうする」というこということに興味があり、自分一人の力でどこまでできるのか試してみたいという強い思いを抱いていました。

就職活動を始めるときに、経営コンサルタントという職業があることを知って、「この仕事であれば、自分が憧れている"プロフェッショナル"に近そうだ。まずは話を聞いてみよう」と思ったのがきっかけです。
     
小泉氏:   私の場合は、1年先に就職活動をしていた友人から「君はコンサルタントに向いていると思うよ」といわれたのが最初のきっかけです。
そう言われて初めてこういう業界があることを知り、それがきっかけで割と就職活動の最初から興味を持って調べたり、他社のスプリングジョブに参加したりする中で、なかなか面白そうだな感じ、真剣に目指したいと思うようになりました。
     
movin':   スプリングジョブなどに参加されてみて、どういったところに面白さを感じられたのですか?
     
小泉氏:   仮説を立てて検証し、最終的な結論を作り上げていくというプロセスが非常に面白いと感じました。
元々頭を使って考えることが好きだったということと、自分が今まで知らなかった業界について調べて、結論を導くということを経験して、色々な業界で色々なことを知っていける、というところに面白さを感じました。
     
movin':   御社(TC)に興味を持たれて、受けようと思った理由は何ですか?
     
長川氏:   私は元々戦略立案を手掛けているファームしか受けるつもりはありませんでした。そのようなファームに絞って調べていた中に当社があった、というわけです。
     
movin':   もちろん他の会社も受けられたと思うのですが、中でも御社を選んだ理由をお聞かせください。
     
長川氏:   面接などを通じて「この会社であれば気持ち良く仕事ができる」と感じたのが一つ目の理由です。
他の戦略系ファームも並行して進めていたのですが、なかなか自分に合う雰囲気をもつファームはなかったのです。

二つ目の理由としては、「戦略の立案だけでなく、その導入の支援まできちんとお手伝いします」ということを当社ははっきり打ち出していたという点です。
そこは他の戦略系ファームと明確に違っていた点です。
「やりっぱなし」という感じがなくて、すごく賛同できると思いました。
     
小泉氏:   私も、採用プロセスにおいて当社の誠実さを感じたということ、そしてそれが社風であるならば、仕事においてもやはり誠実さを重視していく会社なのかなと感じ、そういうところで仕事をしたいと思ったのが当社を選んだ主な理由です。

実際に入社してみて、当初のイメージ通り人に優しくて、人を本当に大切にする会社だなと感じています。
     
movin':   これからコンサルタントを目指して就職活動を始める学生の皆さんに向けて一言メッセージをお願い致します。
     
長川氏:   就職活動全般に関して言えば、私が実際にそうだったのですが、たとえ志望する業界があったとしても、なるべくたくさんの会社を訪問し、なるべく多くの人と会って、話を聞いてみた方がいいと思います。
こういう機会でもないと、様々な会社を訪問して「どういうビジネスをしているのですか」とか自分の先輩に仕事の話を聞いたりするようなことはなかなかないと思いますので、世の中を広く知るいい機会として活かして欲しいと思います。

また、コンサルタントを志望する学生さんは、派手なイメージは持たない方が入社してからのショックが少なくていいと思います。
コンサルタントの仕事は本当に地味なので、そこはきちんと覚悟しておいて欲しいと思います。
     
小泉氏:   就職活動でいろいろな業界を回るということはその後にも多少プラスになりますし、人生の中でなかなかそういう機会はないと思うので、疲れすぎて第一志望業界が手薄にならない程度に回ってみた方がいいかと思います。

またコンサルタントの仕事というのは、何をやるべきか、そしてどういう結論を出すか、というところまで全部自分で決めなくではならない仕事ですので、自分で自分を律していけるような、自己管理や自己責任という厳しい部分に耐えられる人、そしてそれに耐えつつさらに上を目指せるような志の高い人に向いていると思いますし、そういう人にとってはすごく面白い仕事だと思います。
     
movin':   それでは最後に、御社に興味を持つ方々に向けて一言お願い致します。
     
長川氏:   当社では、短い期間でその人の力を判断して"up-or-out"というようなことがない会社です。
そのような人材観に賛同して下さる方には向いている会社だと思います。
     
小泉氏:   面接などに来て頂ければ、他社との雰囲気の違いというものを分かって頂けると思います。「自分がどういう雰囲気の中で働きたいか」ということをもとに会社を選ばれるのが良いかと思います。
当社の社風をいいなと思って下さった方に、ぜひ来て頂きたいと思います。
     
   
     
    長川さん、小泉さん、そして人事の皆さん、本日はお忙しい中お時間頂きまして本当に有難うございました。
     
     
     
 
 
 
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