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今回は戦略系コンサルティングファーム、モニターグループの東氏にインタビュー致しました。新卒入社コンサルタントとしての苦労や喜び、モニターで働くことの魅力などについて詳しく話して頂きました。
 

 ---------- Index ----------
 【ご経歴】
 【モニターグループの特徴】
 【仕事について】
 【アサイン・評価について】
 【苦労されたこと】
 【喜びを感じるところ】
 【新卒採用のポイント】
 【学生さんへのメッセージ】

 
【ご経歴】
 
 
movin':   本日はお忙しい中、お時間を作っていただき有難うございました。とてもさわやかな方ですね。
どうぞよろしくお願いいたします。東さんは今年4年目ですよね。

     
東氏:   そうです。大学院の1年生のときに就職活動して、大学院の2年生で中退してその8月に入社しました
     
movin':   どうして中退したのですか?
     
     
東氏:   当時入社したときは前社長だったんですが、その社長から「大学院を卒業した後の成長したであろうキミにオファーを出すのではなくて、今のキミにオファーを出すわけだから、いつ来てもらってもいいよ」と言われました。その時、自分の研究に対するモチベーションの低下や、家庭の事情もありましたし、もともと夏休みにはインターンに行くということは決めていましたので、それなら就職してしまおうと考えたわけです。
     
movin':   大学はどちらですか?
     
東氏:   大阪大学の工学部、環境工学科です。
     
movin':   どういう研究をなされていたのですか?
     
東氏:   自動車に関する環境問題を中心に、たとえば環境税のことなどをやっていました。たとえば、今ガソリンは普通一リットル100円くらいだけど、本当は環境外部不経済を考えると150円くらいでいいのではないかと、でもそれだと日本経済停滞してしまう、じゃあマクロ経済モデルを使ってシミュレーションして、環境税とGDPの関係を分析しよう、というような研究をやってたりしてました。
     
movin':   そのときにはコンサルタントになろうという思いはあったのですか?
     
東氏:   そのときは、環境を良くしたい、何か環境問題に貢献したい、と思っていました。例えばヨーロッパですと環境対策は政府主導型で進んでいるのに対して、日本はまず企業、次に市民、官、という形で動いているように思います。そしてさらに、その出発点である企業の中で、例えば“環境部門をつくろう”という意思決定をしているのは誰か、と考えたときに、それは経営者であり、経営者に対して環境に根ざしたコンサルティングをするというのが最も環境に対し貢献できるのでは、と考えました。経営者の方は環境に気をつけなくてはいけないということはわかっていても、コストが上がるだけで競争力が下がるのではないかという心配もあると思います。そういう中で、クライアントの競争力が上がり、環境負荷を低減でき、自分自身も儲かる、という一石三鳥のようなことができればいいなあと、夢だとしても夢で持っておこうかなというのがあって、最終的には環境戦略コンサルタントになりたいと、学生のときに思ったんですね。そのときにいろいろ調べたのですが、日本でそういうサービスをやっているところが全然なかったんですよ。そこで、ひとつは環境関連会社に行ってからコンサルへいく、もうひとつはコンサルへ行ってから環境関連会社へ行くという2通りがあると考えました。ですからISO14000導入支援などの環境コンサルティングの会社などに就職活動をする一方で、戦略系のコンサルティングにも活動をするという、2つのルートで進めていきました。いくつかオファーをもらったなかで、単純に仕事として面白そうだなとか、給料がいいなあとか、やりがいがあるなとか、いろいろな理由でモニターグループを選びました。
     
movin':   コンサルティング会社でほかにオファーをもらったファームはモニターグループ以外にはあったのでしょうか?
     
東氏:   はい、ありました。
     
movin':   その中でモニターグループを選ばれた理由は何でしょうか。
     
東氏:   ひとつは、前の社長が大学院をいつやめてもいいよ、と高く評価していただいたことと、とてもフランクだった、というのがありますね。あとは結構小さめのところで、その中で年齢とか経歴の割には責任を課してくれるところのほうがいいと思っていましたので、モニターグループを選びました。
     
     
     
【モニターグループの特徴】
     
     
movin':   モニターグループの特徴はどういうものでしょうか。
     
東氏:   他のファームの経験者や海外オフィスで働いた経験者などの話を聞きますと、他と比較して、業界常識やベストプラクティスといったものにとらわれず、クライアントに沿った形でアイディアを生み出すといった、カスタマイズやイノベイティブな要素が強いのではないかということがよく言われます。
     
movin':   御社は比較的、外資系企業とのグローバルなケースが多いと聞きますが、どうなのでしょう?
     
東氏:   そうですね。やはり多いです。うちの抱えているクライアントは、本当に大きな世界的な企業さんが多いものですから、そういったクライアントのアジア進出戦略や日本における事業展開の見直しといったケースの割合は比較的高いと思います。またその場合は、日本、韓国、香港など海外オフィスと組んでやることが多いですね。あとはマーケティングツールや分析手法などについてケンブリッジ本社の専門家とやりとりできるというのも、モニターグループならではの特徴といえます。
     
movin':   他のファームにいった人の話は聞かれたりしますか?
     
東氏:   就職活動のときは一匹狼的にやっていたので、あまり他のファームに入った人達とのつながりがないですね。ただ、銀行など一般の事業会社に行った友達と比べると、コンサルはメリハリというか波が大きいというのは感じますね。あとは仕事内容に関しては、銀行のような事務処理がほとんどなく、何かを考えるという割合は圧倒的に多いのではないかと思います。
     
     
     
【仕事について】
     
     
movin':   波が大きいといのはどのような感じですか?
     
東氏:   たとえばプロジェクトに入っているときと入っていないとき、またプロジェクトの中でも波があります。深夜のタクシー帰りが続くとか、プロジェクトが終わったらまとめて休みをとって海外に行ったりとか、そういうのはなかなか事業会社ではないのではないかと思いますね。
     
movin':   休みはとれるんですか?
     
東氏:   それはもう上との交渉次第で。飛行機押さえましたし、などうまいことを言ってですね、押さえるんですけれども。ただ、プロジェクト終わったらもう次の日からアサインされてしまったとかそういうどうしようもないこともありますね。一回僕もそうやって飛行機を取った後に、やっぱりキャンセルしてくれ、ということもありましたね。あと韓国で働いていたときには、「おまえが日本に彼女に会いにいって、帰って疲れた体で仕事するくらいだったら、彼女呼んだらどうだ、お金は出してやる」ということをCTL(ケース・チーム・リーダー)から言われたこともありました。
     
movin':   韓国へはどういったケースで行かれたのですか?
     
東氏:   そうですね、韓国が今強い業界って、元日本が強かった業界がほとんどだと思うんです。たとえば車ですとか半導体とか電化製品ですとか。そうなると今韓国が置かれている状況って、5年10年前の日本とすごい似ていて、むかし日本が韓国に追われていたように今は韓国が中国とか台湾とかメキシコとかそういうところに追われている、じゃ日本の会社は過去にそういった新規参入に対しどんな戦略で競合優位性を築いたのか、とか、あと現在もそれらの業界のコンペティターとしては日本の会社さんがとても多いんです。そういう中で日本のコンペティターアナリシスといった、日本の調査をするにはやはり日本人のほうがいいでしょう、日本語のほうが情報が集められるでしょう、ということで呼ばれました。普段であれば、独立した別モジュールとして、日本と韓国でメールやカンファレンスコールなどで連絡をとりあいながら、リモート的に仕事をする場合も多いのですが、そのときはけっこうその韓国のチームにインボルブされました。日本で業界団体や図書館などをかけずりまわって情報を集められるだけ集めて、それを全部持った上で韓国に行って、チームでいっしょに分析を進めていきましたね。期間はだいたい2ヶ月くらいでした。
     
     
     
     
【アサイン・評価について】
     
     
movin':   プロジェクトのアサインの仕方ですが、自分のご希望が通るっていうことはあるんでしょうか?
     
東氏:   そういうのもないことはないですが、ただ基本的には言われたらなんでもやる、といった感じですね。単純にリソース面での制約条件で決まる場合もありますし、たとえばいくつかケースが同時に動いていて、ほとんど全ての人が何かのケースに関わっていると、余っている人が必然的に次のケースに入るし、その次は、あるケースを終えた人たちがそのまま入るといった感じで、同じメンバーが続くこともありますね。あと、モニターグループでは、2年・3年経ったらシニアレベルになるというわけではなく、個人個人にスキルレベルがついていて、プランニング能力、マネジメント能力、アナリストスキルなど、各ケースごとにスキルを判断されます。そして何年目の人が何人、と言うよりは、そのスキルレベルによって、レベル1の人が何人、レベル3の人が何人、といった感じでアサインされますね。
     
movin':   スキルレベルはどのように決まるのですか?
     
東氏:   ケースが終わるたびにそのときのCTL(ケース・チーム・リーダー)と必ずアップワード、ダウンワードとお互いに評価を話しあって、その中で、ここはもうちょっとがんばろうね、とかこのスキルは上がったよね、といった話をしますね。ただ、先ほどの韓国の話のように、アジア市場の調査といったケースでクライアントと会うことがない場合ですと、分析スキルを上げる機会はありますが、当然クライアントコントリビューションというスキルは上がらないままなんですね。そういう場合は、各個人についているプロフェッショナル・ディベロップメント・アドバイザー(PDA)と言われる人がいて、半年に一回、自分のキャリアについて話しあう機会があるんですが、その時に、今まで経験したプロジェクトの評価を並べて、どういうところを伸ばしたいとか、今後の目標を話し合う中で、じゃ次はクライアントとやり取りする機会のあるケースの中でこういったスキルを磨いていこう、という感じにアサインの方向性が決まることもありますね。
     
movin':   新卒ではいるとすべてのスキルレベルは1から始まるのですか?
     
東氏:   そうですね。中途の方やMBAホルダーの人は考慮されたりしますけれども、新卒の場合は入った当初はみんなレベル1で、ケースを通じてその人なりの差がついていきますね。
     
     
     
【苦労されたこと】
     
     
movin':   新卒で入られて何か困ったことはありますか?
     
東氏:   今までは、たまたまマーケティング関連のケースが多かったのですが、マーケティングに関しては、消費者の立場で考えることができるということもあって、それほど困ったことはありませんでした。一番困るのは、組織問題ですね。なぜかというと、要は大会社を経験してないですから、平社員と課長、部長といった階層の違いとか、大きな組織でどうふるまうべきか、それこそもっとドロドロした派閥争いですとか、そういうのはなかなかわからないというか、そういう感覚をつかむまでやはり時間がかかりますね。つかめないままかというとそうではないですけど。そういう場合は友達や父親に聞いたり、あとは会社内の大企業経験者に聞くであるとか、クライアントに率直に質問をぶつけてみたりとかして、理解していくしかないかなと思います。
     
movin':   4年経って、最近何か困られることはありますか?
     
東氏:   英語が不得意なので早くなんとかしたいなあと思っています。あとは4年たつと徐々にチームをマネジメントする立場になってくるので、そういうマネジメントをどうやっていくのかが自分自身の今後の課題かなと思っています。マネジメントといいましても、個人的に2つ要素があると思っていまして、ひとつはチームのリソース配分、たとえば期日までにゴールに辿り着くために1日の作業内容や量を定めたり、ひとりに負荷がかかりすぎないようにするという面と、もうひとつは、アウトプットのレベルをどこに設定するのか、というアウトプットコントロールです。ある期間内にあるレベルまでいくまでの、設定と道筋ですね。それがマネジメントの仕事だと思うんです。そういう意味でいくと、僕自身、まだこのマネジメント的な仕事を無難にこなすのでせいいっぱいなところがあるので、たとえば今後は多少、無理だとか非効率だとわかっていたとしても、下の人にたとえば彼の120%を与えて、研修の意味合いも含めてカバーしながらやっていったりですとか、あとはアウトプットにしてもよりもっとオーバーデリバリーを狙っていくですとか、そういった積極的に付加価値をつけていくことが僕自身の課題かなと思っていますね。
     
     
     
【喜びを感じるところ】
     
     
movin':   今度はケースをやっていて喜びを感じるところをお聞かせください。
     
東氏:   いろんな業界をかなり深く洞察しその上で何か提案する、というところまで物事を考え抜ける、というのはひとつの楽しみですね。あとは、実際に組織が動いた、とか、こちらが提案した新しい広告が出て実際にお客さんが増えた、といったことをクライアントと一緒に喜べるっていうこともあります。ただ正直なところ、"本当にこれでいいのだろうか?自分は本当はもっと貢献できたんじゃないか?"っていうのをずっと抱えたままでいるっていうのはあります。やはり楽しいばっかりでもないですね。
     
     
     
     
【新卒採用のポイント】
     
     
movin':   新卒採用の話になりますが、東様は実際にインタビューをされているんですか?
     
東氏:   はい、しています。
     
movin':   どういうところを気にして見られているのでしょうか?
     
東氏:   基本的な要素としては、モニターグループのカルチャーやワークスタイルにフィットするかというフィット感と、あと基本的な問題解決能力、チームコントリビューションといった3要素があります。たとえば問題解決能力だとしたら、その中でもロジカルシンキングができるかどうか、問題構造など深いところまで考えが及んでいるのか、または数的感覚があるかどうかなどですね。中途の方ですとフィット感、というところでカルチャーの違いを聞いたりしますが、新卒の場合は何かに染まっているということもないので、基本的には、しっかり責任をもって仕事をやりぬけるか、ビジネスに対しての熱意はどうかとかそういった意思の力や、モニターの雰囲気なりを共感できるかが、先ほどのフィット感の部分にあたります。問題解決能力に関しては、ケーススタディが中心になると思います。チームコントリビューションは、グループディスカッションや、その人のサークル体験の中でどういう役割を担ってきたのかどうか、などを聞いたりします。
     
movin':   カルチャーということですが、御社のカルチャーは具体的にはどのような感じですか?
     
東氏:   モニターグループは比較的人数が少ないということもあって、ヒエラルキーはそんなにないですね。例えばシニアの人は名刺に肩書きが入っているんですが、それ以外はコンサルタントとしてひとくくりなんです。実際ケースの中では、CTM(ケース・チーム・メンバー)やモジュールリーダーとしてチームにおける役割や責任を決めますが、何年目じゃないからこのロールや仕事は任せない、ということは決してなくて、じゃあやってみろ、たたき台つくってみろっていうのは普通にあります。非常にフランクで上も下も一緒にやっていく、というカルチャーだと思います。
     
movin':   教育については何かあるんですか?
     
東氏:   内定を受けてから入社するまでは、だいたい月に1回、本を読んできてもらって、その本の内容の確認したり、その本に関連したケースをやってもらったり、あとはひとつの会社さんを事例にあげながら、日経テレコンのパスワードを与えてちょっと調査してきてください、といった感じで入社前トレーニングをやります。入社後は1週間ほどオリエンテーションがありまして、あとは基本的にOJTです。あとモニターグループのグローバルでのトレーニングとしては、マーケティング、ファイナンス、エンタープライズエコノミクス、システムダイナミクスとフィードバックがあります。エンタープライズエコノミクスというのは、オペレーションについてやコスト分析をします。あとフィードバックトレーニングというは、たとえば同僚や上司と、どうコミュニケーションを図るのかというトレーニングになります。
     
movin':   日本のシニアが教えるのですか?
     
東氏:   その場合もありますが、トレーナーがケンブリッジや香港などから日本に来て行われたり、香港やソウルで、アジア中のトレーニング受講者が集まって合同で行われたりします。
     
movin':   英語でコミュニケーションするのですか。
     
東氏:   そうですね。ファイナンスもアカウンティングも、フィードバックトレーニングも全部英語ですね。
     
movin':   それは新卒でビジネスもわからないとなかなか大変ですね。英語に関して補助は何かあるのですか?
     
東氏:   モニターとして、何か英語のトレーニングがある、ということはないですね。他のオフィスでは全員しゃべれるのが当たり前ですから。ソウルオフィスですと社長がオランダ人なので、社内メールは全部英語、社内のミーティングの場も全部英語になっています。東京オフィスとしては費用の負担はありますが、英語に関しては基本的に自己責任ということになりますね。ちなみに東京オフィス内でのメールのやり取りは日本語でOKです。
     
movin':   そうですか。やはり英語はかなり重要ですね。
     
東氏:   そうですね。やはり英語のスキルは高い方が、関われる仕事の範囲が広がりますし、明らかに仕事の上で効率的な部分もありますね。
     
movin':   採用活動でも英語が使われるんですか?
     
東氏:   そうですね。
     
movin':   それは英語で質疑応答とかするんですか?
     
東氏:   英語での質疑応答はしませんが、去年はケーススタディの資料が英語でしたね。今年は変えるかもしれないですけど。
     
movin':   それは大変ですね。
     
東氏:   そうですね。英語で考えるスキルを普通の学生が訓練する場がなかなかないものですから、おととしまでは、英語力とケース能力は別々に見ていましたが、実際入ったらそうも言っていられないので。
     
movin':   そうすると帰国子女の人とか有利ですよね。
     
東氏:   まあ有利、かもしれないですね。ただ、最終的に残った方を見てみますと、去年入った新卒のほとんどは実は理系でして、やはり単純に英語力があれば有利というわけではなく、きっちり考えてしゃべれる人のほうが強い部分っていうのはあると思います。とくに最近はベンチャー立ち上げました、というような方が多いですけれども、そういう中で自分自身はなにやってきたのか、立ち上げてみて今はどうなのか、もしくはもうちょっとこうしたほうがよかったのか、というような話を聞いた際に、やっぱりちゃんと答えていただけるほうがいいかなと思いますね。
     
movin':   学生さんに対して、モニターグループとしてこういう人が来て欲しいとか、そういうのはありますか?
     
東氏:   そうですね。うちは何年たったらどのレベルになるとかっていう感じではないので、言われたことそのままでいいって押さえちゃえばおさまっちゃうんですよ。たとえば何年たってまだこのレベルだからおまえはクビだというのは逆にないものですから。やっぱりどんどん上から仕事とってやるくらいの人のほうが、いいんじゃないかなと思いますね。
     
     
     
【学生のみなさんへのメッセージ】
     
     
movin':   これから就活する学生さんに向かってメッセージとかアドバイスをいただけますか?
     
東氏:   そうですね、個人的なものですけどね。例えば仕事を通じてどういう点に関して自分が幸せを感じるのかというのをもう一回考えてみるのがいいと思いますね。周りに流されて、たとえばコンサルティングの仕事がカッコイイ、とかではなく、本当にそれが自分の幸せ、とまではいかなくても、本当にやりがいのあるところなのかどうかっていうのを深く考えてきてもらったりすると、同じ言葉でも、本当に自分の言葉になるというか、深い言葉になるんじゃないかと思いますね。
     
movin':   でも学生はまだ仕事をやったことがないわけですよね。そうした場合はどうすればいいんでしょうか?
     
東氏:   仕事から考えると言うよりも、自分の生活の中でどういうところから自分は充足感を感じるのかという部分から発生してくる部分ってあると思うんですよね。たとえば本当に考えることが好き、なのか、じゃあ考えることって自分の人生の中でどういうことがあったのか、そのなかでどういうことをやってきたのか、と。もしくは、そういう風に自分が考える場面がなかったので、そういう部分を鍛える必要があるんです、と思うのでしたらそれでもいいですしね。
     
movin':   東さんはどんなところに充実感を感じますか?
     
東氏:   クライアントに出して、それなりの反応が返って来たり、実際に結果として何かが動いた時というのはようやくホッとする部分、ありますね。もしくは、ブレインストーミングの中で、何かひとつキラッと光るものが出て来たりだとか、今まで見えてこなかったものが見えてきたときなどですね。
     
     
     
    東さん、本日はお忙しい中お時間頂きまして本当に有難うございました。
     
     
     
 
 
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