コンサルティング業界を目指す学生のための、コンサルティング業界への就職活動情報ポータルサイト - Your bridge and milestone to Consultant -
 
本家コンサルタント転職
運営スタッフ紹介
サイトマップ
 
 
 
 
問題:「日本のガソリンスタンドはいくつあるか?」
条件: 資料などは一切見ないで、この1文のみで考えてみてください。 単純なクイズではなく、どのような要素からどのような過程で考えるべきかにフォーカスして頂きたいです。
   
解答
 
ふと来てみればさん:
ケース面接って、面接官との会話なんですよね。 あらゆるパターンを検証する意味はないですよ。
実際は面接官がある程度助けてくれます。 最低限すべきは

 1「日本のガソリンスタンド」に紐付いている概念を洗い出す
   例 いつ、どこで、誰が、何するためにあるのか?
     車の数 ガソリンを入れ変える周期 etc
 2 式を作る 
 3 式に基礎数値(人口等)を代入する

 ※ 別の切り口で3で出した解を検証すると好印象。


   
Zさん: 2の式をつくるというところは若干わかりにくいかもしれませんので
横から補足します。
要は下記のように因数分解をするという作業です。

日本のガソリンスタンド
 =A × B
 =(a + b)×B
 =(a + b)×(α×β÷γ)

あとはこの式を別の切り方(=別の因数分解)を考えるとなお良しです。
ついでに付け加えると、上記の因数分解の各変数には1で考えた概念の値が入ります。


   
バカモノさん: まず自動車の保有台数の推測から
人口の半分は50代以上がしめ、彼らは2人につき1台車をもっているとする
それ以外の人口は4人の核家族を平均として考え4人について1台車をもっているとする。
1500万台+3000万台=4500万台
が車の台数だと考える
ガソリンは12時間ほどでなくなる。
50代未満は1日平均2時間程度運転する
50代以上は1日平均1時間程度
運転するとすれば
50代以上は2週間に一度、50代未満は1週間に一回GSをおとずれるとする
つまり1日にGSをおとずれるのは1500割る7台
200万台+260万台
が1日平均だとする
ガソリンスタンドでは1台10分かかり、平均3台の収容だから
土日のピーク時にとくに並ぶことなく(つねに10分おき1台の車がくるのが最低とする)と1日に216台未満は訪れる。
ので460万÷216台で
2万箇所が理想的な値
   
S.Lさん: 自家用車だけではなく、タクシーやバス、トラックはたまた救急車両などを考えると、さらに増える気がします・・・
   
現役コンサルさん: 質問はなんでしたか? ガソリンスタンドですよね。
バス、緊急車両はガソリンスタンドで給油しますか?
タクシーは天然ガスとガソリン車の割合を考えると数にいれるべきですか?
   
Tetsuさん: 私は少なくともMECE(モレなくダブりなく)に解決
策を提示することは重要だと思います。

論理的思考に基づけば、個別解決策の要約を繰り返す
ことにより、できるだけMECEに解決策を提案する
ことが可能である以上、MECE感のある解決策を一
旦提案することは重要であると思います。その中で最
終的にこの方法を選択したというのでなければ、なぜ
その提案を選択したのか説得力に欠けるからです。


例えば簡単なケースで言えば売上高を2倍にするとい
うケースを考えます。

このケースではケース自体が簡単なので、売上高を

売上高 = 単価 × 数量

という風にMECEに要素を分解して、単価を増やす
方法と数量を増やす方法に分けて考えていくことが可
能ですが、実際にこのようなケースを考える場合、ま
ずは具体的な方法を考え、それを要約していくことに
よりMECEに近づけていく作業が必要になります。
具体的には以下に簡単な手順を挙げます。

1.具体的に解決策を挙げていく
ex) 購買層のターゲットを増やす、リピート率を上げるなど

2.次に具体的な解決策の共通点を頭を使って考え要約する
(この例では、両方とも売上数量を増やすという方法について
考えられているんだと気づく)

3.さらにこんどは売上数量を増やすというのと別の並立的な
方法がないか考える
(この例では単価を上げるという方法もあることが気づく)

4.この過程を繰り返すことによりよりMECEな解決策フレ
ームワークを完成させる

以上は簡単な説明であり、実際にこれらを繰り返すことにより
かなりモレもなくダブりもない解決策を考えることが可能にな
るのです。

売上高を2倍にするというケースに対して、いきなり
「売上高を2倍にするには顧客層を増やすことが必要です。
顧客層を増やすには製品の魅力度を増やし、顧客へのアプ
ローチ方法を新たに考え直すことが必要であり・・・」
と言っても、なぜその顧客層を増やすという方法が適切で
あると判断したのか、他の方法では何故だめなのか疑問が
残ることになるのです。


   
haseさん: ガソリンスタンドの例をもう少し考えたいのですが、
その場で具体的な数値がわからない式は意味をなさないのでしょうか?
例えば道路の距離から推測して、
道路を高速道路・一般道(地方)・一般道(都市部)に場合分けして、

高速道路の総距離÷10km(SAの間隔)
一般道(地方)の総距離÷10km(バイクのリザーブタンクで走れる距離)
一般道(都市部)の総距離÷5km(交通量が多いのでGSも多い)

を足したものが日本のガソリンスタンドの数です、みたいな形で道路の総距離わからないのでその場で数値はでないという式はどうなんでしょうか?


   
Keyさん: ガソリンスタンドの総売上げに占める
ガソリンの売上げの割合を100%として話を進めます。
さらに、車については大型車や乗用車など区別せず、
ガソリンスタンドについてもセルフと普通のスタンドは区別していません。
日本の車の総数を5千万台と仮定します。
1台あたりの平均走行距離を5000kmとします。
さらに燃費を10L/kmとします。
ガソリンは100円/Lとします。
そうすると年間の売上げは5千万×5000/10×100=2.5兆円となります。
原価を30%とすると粗利は2.5兆×0.7=1.75兆円
これを1店あたりの運営費で割ればガソリンスタンドの総数が算出できます。
運営費における人件費の割合を50%とします。
365日開店で一日の営業時間は16時間、時給800円のバイト3人で回すとします。
そうすると1店あたりの運営費は365×16×800×3/0.5=2800万円
よって、1.75兆/2800万=62500店が日本のガソリンスタンドの総数となります。
   
   
   
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当サイトは、国内唯一のコンサルティング業界専門リサーチ・人材紹介会社である株式会社ムービンの全面的なサポートによって運営されています
All Rights Reserved, Copyright (c) movin' Inc and コンサルタント就職運営委員会